2026-06

ガンジス河の漣

第10話 ~ マンゴー園の二人 ~

10.最高の至福を味わう まずは、訳文から見ていきましょう。二人の男がマンゴー園に入った。一人は門をくぐるなり、園の中に何本のマンゴーの木があるのか、それぞれの木にどれだけ実がなっているのか、さらにはこの果樹園の価値はいくらになるのかと、あ...
ガンジス河の漣

第9話 ~ 歩く者と抱かれる者 ~

9.神に抱かれて生きるということ まずは、訳文から見ていきましょう。ある父親が二人の息子を連れて野原を歩いていました。一人は父親の腕に抱かれて、もう一人は父親の手を握って歩いていた。空に舞う凧を見て、父の手を離した息子は喜びのあまり手を叩き...
ガンジス河の漣

第8話 ~ バラモンと乳搾りの女性 ~

8.自己を明け渡す 第8話は、川を渡る乳搾りの女性(The Milkmaid Crossing the River)が出てきます。この譬え話(寓話)の訳文、少し長くなりますが、まずは読んでみましょう。ある川の向こう岸に住むバラモンに、毎日牛...
風のささやき(コラム)

~ 岩だらけの斜面こそ、人生の足場 ~

【コラム】岩だらけの斜面こそ、人生の足場—— ニコラス・レーリッヒ『アジアの心』が教えてくれること フロントページの背景を飾る絵のことで、レーリッヒがでましたので、彼にまつわる面白い話がありますので、このコラム欄で、その話をご紹介しましょう...
ガンジス河の漣

第7話 ~川を渡れなかった男たち ~

7.エゴイズムという余計なもの これまで、第5話、第6話と、川を渡る途中で沈んだ男、海を一跳びで渡ったハヌマーンの話でしたね。今日は、この川や海を渡る話にまつわる最後の話です。まず、訳文から見ていきましょう。弟子は師の無限の力を固く信じ、師...
風のささやき(コラム)

~ カンチェンジュンガの光を重ねて ~

【コラム】カンチェンジュンガの光を重ねて このサイトのフロント・ページの背景画を飾るのは、ニコライ・レーリッヒ作『Mount of Five Treasures (Two Worlds) 1933』、そのご紹介です。ニコライ・レーリッヒ 『...
ガンジス河の漣

第6話 ~ 海を渡るハヌマーン ~

6.ラーマ・ヤーナの物語 今日は、昨日予告しておきました、「ラーマの名」への信仰によって、広大な「海」を一跳びで渡ってしまった話です。 まずは、最初に譬え話の訳文から見ておきましょう。バガヴァン・シュリー・ラーマチャンドラは、ランカ(スリラ...
ガンジス河の漣

第5話 ~ 川を渡る男 ~

5.ラーマの名のお守り まずは、第5話の訳文から見てまいりましょう。ある男が川を渡ろうとしていました。聖者が、彼にお守りを渡し、「これを持っていれば、水の上を歩いて渡ることができるよ」と言いました。男は、深い信仰心を持ってそれを受け取り、水...
ガンジス河の漣

第4話 ~ 井戸掘り ~

4.確固たる信念を持つということ ある男が井戸を掘り始めましたが、数フィート(※)掘り進めたところで、別の男がやってきて言いました。「なぜここで無駄な骨折りをしているの?この下に水脈は見つからないよ。乾いた砂が出てくるだけだよ。」男はその言...
ガンジス河の漣

第3話 ~ 木こりと鉱山 ~

3.真の永遠の知識を求めて豊かになる人 今日のお話は、木こりがだんだん豊かになっていく、わらしべ長者のような話ですね。まず訳文からみていきましょう。ある木こりがいました。彼は、隣の森から毎日薪(まき)を運んで売ることでわずかな収入を得ており...